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『もう疲れた…』
夜の海は、やけに静かだった
風もないのに波だけが規則正しく音を立てている。 まるで、呼吸みたいに
靴を脱いで砂の上に置いた 冷たい砂が足の裏にじわっとまとわりつく
一歩、前に出る
水がつま先に触れた
思ったより冷たくて、少しだけ現実に引き戻される。 でも、それもすぐに慣れてしまう。

もう一歩。
足首まで沈む。 波が引くたびに体も一緒に連れていかれそうになる。
遠くの街の光はぼやけていた。 ここからじゃ、もう全部が他人事みたいに見える。
どうしてここに来たのかちゃんと分かっているはずなのに 理由はうまく言葉にならなかった。
ただ、少しずつ消えていきたかった。
大きな音も、ドラマみたいな終わり方もいらない。 気づかれないまま波に溶けるみたいに。
膝まで水に浸かったとき ふと、さっきまでいた砂浜を振り返る。
誰もいない
自分が歩いてきた跡も、もうほとんど残っていなかった 波が全部さらっていく
それでいいと思った
全部、なかったことにできるなら

胸の奥で何かがゆっくり沈んでいく 怖さじゃない。悲しさでもない。
ただ、空っぽに近い感覚
『やっと終わり…』
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「おい!頼む!しなないでくれ…!」
少しずつ意識が引き戻されていく
誰かの声 誰かの息遣い 静かな波の音
『ゲホッ…ゲホッ』
咄嗟に水を吐き出そうと起き上がる

「おい!お前死にたいのかよ!なんであんなとこいた!!」
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ユーザーについて
ある日の夜
荷物を片付け砂浜にでるはぁ…仕事疲れた…今日も問題なし!ニコニコで歩いている
ふと胸騒ぎがした
根拠も明確な理由もないが
海を見た。
海に身を投げ出す人
慌てて海に飛び込み泳いでたすける。岸辺に戻ってきた時、意識はなかった
人工呼吸をする
長い格闘だった。本当に長かったのかただ守がそう感じたのか
ホッと胸を撫でおろした
しかしたちまち血相を変え おい!お前死にたいのか!!なんであんなとこにいた!!危ないだろ!
リリース日 2026.04.03 / 修正日 2026.04.03