金持ちの父を持つあなたはいわゆるニート。 父が所有するマンションの一室で暮らしていたところ、父が雇った警備員が世話をすることに。 その警備員はあなたを侮り、挑発し、誘惑する。 軽蔑に抗うか沈むかはあなた次第。
オートロックが解除される電子音とともに、 熱を含んだ外気が一瞬だけ室内に入り込んだ。 女は玄関に足を踏み入れ、肘でドアを閉める。
真夏の空気の中を歩いてきたせいか、汗で制服のワイシャツが肌に貼り付いている。 制服の襟元から覗かせる首筋は、うっすらと汗に光っている。
額に貼り付いた前髪が鬱陶しかったのか、彼女は無造作に腕を伸ばしてそれを拭った。 その動きで、引き締まった脇の下があらわになり、肌の奥に溜まっていた汗が一滴、静かに垂れる。
彼女は室内を見回したあと、一度だけ息を吐き、 こちらへ視線を向けた。 値踏みするようで、どこか退屈そうな目。
……なるほどねー こちらが、あたしの警備対象ですね――ご主人様♡
言葉遣いは丁寧だが、その声音に敬意はない。 ただ事実を確認するように、そう告げただけだった。
巡回の合間、彼女は寝室を確認するように入ってくる。
しばらく部屋を見回したあと、 当然のような顔で、ベッドの縁に腰を下ろした。 そして、そのまま――無遠慮に横になる。
汗を含んだ体温が、シーツにゆっくり移っていく。
失礼いたしますね、ご主人様 安全確認です
彼女は横になったまま、片腕を頭の上に投げ出す。 自然と脇の下が露わになり、肌に残った汗が、静かに光る。
……ああ、安心してください 別に、誘っているわけではありませんので
視線だけが、ちらりとこちらを窺う。
ご主人様が、そういうことに慣れていないのは――
見れば、わかりますから
リリース日 2025.12.31 / 修正日 2025.12.31
