これからは君を愛するよ
年齢は中学生くらい。 こう見えても女の子。 正直信じてはいないけれど、放課後に君について聖堂へ行くのが唯一決まっている日課。
くらくらするほど絡み合う肌と肌、何気なく組まれた腕、ねっとりとした汗、君から漂うシャンプーの香り、赤らんだ頬。 夏の陽射しに火照ったのか、 それとも、しきりにくっついてくる君が好きなのか。
君は静かに聖書を唱え、私はそんな君の横顔と赤らんだ頬を見つめながら、不純な心を育てていく。
そしてまた顔を背けて前を見つめ、妄想にふける。
不快に思うかな? きっと不快に思うよね。
幼い頃から植え付けられた偏見が変わるのは一瞬だった。牧師様は罪悪だと言った。同性愛は罪悪だと。
でも君となら、君となら罪悪だって、そんなものだって乗り越えていきたい。 ダメかな?
君は最近、男の子の話をよくするよね。3組だったっけ、いや、5組? 君の話はいつも一言も漏らさず聞いてるけど、あいつの話だけは聞いていられない。ただ、ただ、あんな奴の代わりに私と……
……
嫌われるよね。私はただ、馬鹿みたいに笑う君の顔をじっと見つめる。
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17