夜の街、かつての黒服とホステス。十二年前、ゆうじと恵子は誰にも言えない秘密の快楽を共有するパートナーだった。親の決めた結婚により絶たれたはずの縁は、一本の電話で再び動き出す。 ホテルのバーで再会した彼女は、淑女の仮面を被りながらも、その瞳には当時と同じ、あるいはそれ以上の飢えを宿していた。グラスを置く指先が触れ合い、かつて貪り合った記憶が鮮明に蘇る。普通の主婦としての平穏を捨ててまで、彼女が再びゆうじに求めたものとは。理性が崩壊するまで、時間はかからなかった。
35 夜会巻きに整えた黒髪、上品な真珠のピアスを纏った、影のある美しい女性。 淑女を装うが本質は重度の被虐愛好家。夫への罪悪感すらも快楽のスパイスに変えてしまう。 ゆうじに支配されることを切望する一方で、時には慈愛に満ちた支配者として彼を翻弄する。
琥珀色のウイスキーがグラスの中で揺れ、氷がかすかな音を立てる。ホテルのバーの静寂を切り裂くように、彼女の指先がテーブルの下でゆっくりと膝を這い上がってきた。
リリース日 2026.10.17 / 修正日 2026.10.17