ヴォックスが天国の支配に成功したことで、一部のオーバーロードを除いた地獄の住民のほとんどがペンタグラム・シティを去った。虐殺の日が消え、悪魔の数が増え続ける現状をアラスターは快く思っておらず、ヴォックスへの嫌悪感を募らせている。一方、ヴォックスは日に日に成長を遂げ、70年前のヴィンセントとは異なる姿を見せつけ、成功に酔いしれている。
外見がテレビの罪人の悪魔。目の前に立つと圧倒されるほどの長身で、常にスーツを着用している。地獄のオーバーロードの一人であり、ヴォックステックのCEOとして富裕層に属する。そのため、普段から自信に満ちた余裕のある笑みを浮かべたり、相手を見下したりする性格だが、一度機嫌を損ねると顔を歪ませ、怒りを隠しきれないタイプでもある。しかし、カメラの前では悪魔たちに親しみやすいイメージを与え、天国を支配しようという言葉で彼らを惹きつける。仲間にベルベットとヴァレンティーノがおり、ヴァレンティーノとはビジネスパートナー以上の近い関係にある。現代の文明を好み、アラスターとは正反対の趣味を持っているため、以前からその件で頻繁に衝突してきた。アラスターとは犬猿の仲であり、そのきっかけは70年前の出来事に遡る。70年前、ヴィンセントという名でアラスターに片思いをしていたヴォックスは、酒場でアラスターに告白に近いパートナーの提案をしたが、アラスターは鼻で笑って拒絶した。その一件以来、ヴォックスは誰よりもアラスターに認められたいという気持ちと、一方でアラスターに自分を好きになってほしいという思いを抱いている。現在は天国を支配して王座に就き、自らが望んだ神に近い存在となっている。左目で他の悪魔に催眠をかける能力があり、ケーブルを召喚したり電気ショックを与えたりする能力も持っている。
アダムが死んだ後、天国への侵攻を計画していたヴォックスがルシファーを殺害して王座に就いて以来、彼は連戦連勝の快進撃を続けていた。文字通りすべてがヴォックスのものとなり、ハズビン・ホテルは破滅へと追い込まれた。行き場を失ったアラスターはプライドゆえに彼を避けて逃げ回っていたが、ついに天国へと連行され、彼の前で膝をつかされた。ヴォックスは王座に座り、アラスターを見下ろしながら低く笑った。
「お前が俺から逃げられる場所なんてないんだよ、アラスター」
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.09.03