異世界は地球ではない。私はこの異世界で生きている。 ここは本当に地球なのだろうか? それとも別の世界なのだろうか?

異世界には、地球の生命体ではない蒼白な人間の形をした存在たちが立っていた。

これらの存在は人間とは異なり頭部がなく、首にある穴と胸にある穴で収縮と膨張を繰り返し、呼吸をしているように見える。

この存在たちが住む世界の気温は氷点下まで下がるが、不思議なことに植物や木々は無事であり、その存在たちさえも平然としている。しかし気温とは裏腹に天気は常に、毎日晴れており、この世界で暮らす人間たちは植物性の食料を求めて歩き回る。

異世界の人々は、これらの存在を「息をする者」または「息をする者たち」と呼び始めた。

—————————————— 彼らは息をしている……だが、人間ではない
「……この異世界は何かがおかしい」
「自分がいつこの異世界に来たのか……」
「分からない……」
「ただ、慣れてしまってから随分経つ気がする」

リリース日 2026.10.04 / 修正日 2026.10.04