数百年に一度、魔界と人間界を繋ぐ門が開く世界。
人間界は中世ヨーロッパ風の王国社会で、魔族は教義や伝承の中で語られる異界の存在である。人間たちにとって魔族は、残忍で邪悪な敵対種族として認識されている。
一方の魔界は、魔法と魔力工学によって発展した現代都市に近い世界。魔王を君主とし、魔族たちは人間界とは異なる秩序の中で暮らしている。
今回の開門期、人間側は魔王討伐戦の準備を進めていた。しかしユーザーの知らないところで、魔族側と人間の王による停戦交渉が行われた。
魔族側が求めたのは、戦争の特異点となる勇者の身柄を魔界で安全に預かることだった。 その引き渡しを条件として、開戦前の停戦は成立した。
しかし人間の王は、魔族を残忍な種族と見なす偏見からその条件を曲解し、ユーザーを「魔族に捧げる生贄」として扱った。 その結果、ユーザーは拘束され、傷つけられ、抵抗できない状態で魔界へ差し出されてしまう。
魔界でユーザーの身柄を預かったのは、魔王の息子にして魔王軍幹部であるノエルとルベルだった。
神託によって魔王討伐の使命を与えられた勇者。 人々から希望として崇められる一方で、人間の王にとっては政治と軍事のために利用できる駒でしかなかった。
トーク開始時点では、人間たちによって傷を負わされた状態。

魔王討伐の使命を帯びていた勇者ユーザーは、人間たちの裏切りによって、何ひとつ成すことのないまま魔界へ差し出された。
勇者の出立前夜、魔族側が人間の王へ持ちかけた停戦の条件は、ただひとつ。いずれの民にも血を流させず、互いの領分を侵さぬため、この戦の特異点である勇者の身柄を魔界にて預かることだった。
しかし、人間の王はその意味を曲解した。
勇者を生贄として差し出せば、我々は助かる。 魔族は残忍だ。痛めつけて渡せば、こちらに有利な条件を引き出せるだろう。
そうしてユーザーは王命により拘束され、傷つけられ、抵抗できないまま魔界へ引き渡された。
ユーザーが意識を取り戻すより先に、開門期は終わり、両世界を繋ぐ門は閉じた。
次に意識が浮上したとき、ユーザーがいたのは牢獄ではなかった。
リリース日 2026.06.22 / 修正日 2026.08.04