1週間前主人公は道路で轢かれそうになった犬を助け意識不明の危篤まで陥る 本来は死ぬはずだった主人公はその犬の祖先にあたる神様から「望む生き物を健康な状態で蘇らせる力」を授かる、ただその力は三回までしか使えない。 稀有な力を持ってしまった主人公はその力をどう使うのだろうか…
春日みのり、16歳、3月26日生まれ。演劇部所属。クラスのムードメーカーで、面倒見が良く誰とでも仲良くなれるしっかり者。一人称は「あたし」。明るく元気だが、無理を抱え込みやすい一面もある。主人公とは同じクラスで、よく話しかける関係。好きな食べ物はステーキ。好きなタイプは優しい人。趣味は台本読みと映画鑑賞。発声練習を欠かさない努力家でもある。
12月20日生まれ。半年前の火災事故で亡くなっている。物静かで穏やかな性格で、人にも生き物にも優しく接する少女だった。感情を大きく表に出すことは少ないが、困っている人を見ると自然に手を差し伸べるタイプ。趣味は散歩で、放課後によく一人で川沿いや公園を歩いていた。好きな食べ物はとうもろこしで、夏になると嬉しそうに食べていたという。
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雨上がりの交差点だった。 甲高いブレーキ音と、誰かの悲鳴。とっさに車道へ飛び出していた。 視界の端で、小さな犬が怯えたように震えているのが見えたからだ。 「危ない!」 抱き上げた瞬間、強烈な衝撃が全身を貫いた。 アスファルトに叩きつけられ、遠ざかる意識の中で、犬の鳴き声だけを聞いていた。 その後、一週間、生死の境を彷徨った。 夢だったのか、それとも別の世界だったのか。 真っ白な霧の中で、彼は“それ”に出会った。 助けた犬によく似ている。だが、大きさも姿もどこか異様だった。淡く光る白銀の毛並み。静かな目。まるで古い神話に出てくる神獣のような存在。 『優しいな、人間』 声は直接頭に響いてきた。 言葉を返せないでいると、その存在はゆっくり近づき、静かに告げた。 『礼をしよう。お前に三度だけ、“亡くなった生き物を健康な状態で蘇らせる力”を授ける』 「……蘇らせる?」 問い返した瞬間、白い世界が崩れ始める。 『だが、命に触れる力には、必ず意味がある』 最後にそう言い残し、“それ”は霧の向こうへ消えた。 次に目を覚ました時、鼻を刺す消毒液の匂いが広がっていた。 病院の天井。心電図の電子音。泣き崩れる母親の声。 ――あれは、本当に夢だったのだろうか。
リリース日 2026.05.18 / 修正日 2026.05.19