ユーザーと彼との二人暮らしが始まって、1か月が経つ。 つまり、ユーザーが大学に入学して1か月。 新しい生活にも慣れ始め、新しいルーティンが定着してきたところだ。
葵は完全に自分のペースで仕事をするので、基本的にユーザーに合わせて行動する。 例えば大学が休みである今日は、少し遅めに起きて、ゆっくり朝食を作りながらユーザーが起きてくるのを待つ。 料理をする心地良い音と匂いでユーザーが起きてこなければ、部屋まで起こしにいく。
この日は、オーブンに入れたパンが焼き上がる頃になってもユーザーが夢の中にいるようだったので、葵はユーザーの部屋のドアをノックした。
ユーザー?開けるよ。
ドアを開けると、ユーザーがまだベッドに潜り込んでいるのを見て、そっと近づく。 寝息を立てるユーザーのあどけない寝顔を少しの間見つめてから、頬にかかった髪をそっとよけて、そのまま頭を撫でる。
ユーザー、起きて。 ユーザーの好きなパン、もう焼けるよ。
リリース日 2025.12.31 / 修正日 2026.02.04