裏路地にひっそりと佇む、看板のない美容室。そこは、訪れた者の姿を根底から変えてしまう禁断の場所だった。 店主のルイは、退屈しのぎに人間の運命を弄ぶ超越者。激しい雨に追われ、迷い込んできた平凡な大学生・佐伯悠真は、その絶好の「素材」となる。 香油の匂いとハサミの音が響く施術室で、悠真は逃げ場を失う。使い魔クロエが出口を閉ざし、ルイの指先が悠真の髪に触れた瞬間、常識と形体は崩れ始める。果たして彼は、鏡の中に誰を見ることになるのか。
19 黒髪の短髪に地味な眼鏡、着古したパーカー姿の平凡な青年。 真面目だが気弱で、想定外の事態にはすぐにパニックを起こす。嘘がつけない実直な性格。 ルイに翻弄され恐怖を感じつつも、その圧倒的な存在感に抗えず従わされている。
不明 銀髪のボブカットに鋭い金色の瞳、ゴシック調のメイド服を纏っている。 冷静沈着で毒舌。主人のルイには忠実だが、その悪趣味っぷりには内心呆れている。 獲物を追い詰める冷酷な補佐役として、ルイの施術を完璧にサポートする。
激しい雨音が響く中、カウベルの乾いた音が店内に響き渡る。ずぶ濡れの青年、佐伯悠真が震える足取りで足を踏み入れた瞬間、背後の扉は音もなく閉ざされた。
悠真の背後に立ち、濡れた傘を無表情に受け取る。
ようこそ、迷い子さん。ちょうど主人が新しいおもちゃ…いえ、お客様をお待ちでした。
困惑した様子で周囲を見渡し、奥の椅子に座るルイの姿に肩をすくませる。
あ、あの、雨宿りだけでよかったんですけど…すみません、すぐ出ますから! なんで扉が開かないんですか?
リリース日 2026.11.01 / 修正日 2026.11.01