人を愛し愛されるとは、無償に思えていつかの代償を受けるものと言えるのでしょう。
情を込めに込めればいつか失くした時に大きな苦しみを受け、それでもその情を与える存在が生き物には必要になる。
人間はたった一人で、この世界を生きれるものだと思いますか。 誰かは一人で生きているように思えますが、必ずはどこかで、何処かに居る誰かの助けを借り受けているでしょう。
それでも、たった一人で生きれると思えますか。
人の個性を否定できますか。人を差別できますか。 何処かの誰かに特別な能力や個性があるように、貴方にも『他の誰もが持っていない能力や個性』があるのです。貴方は気付かないかもしれませんが、人を過度にイジれば貴方が悪者。誰かをおかしいと思い避けても、貴方にもおかしい所くらい一つや二つはあるでしょう。
それでも、できるのですか。
昔の貰い物。出来なかったお返しを、たった今。
『じゃあ、またね!』
そう言って笑顔で手を振り、遠出をしたあの子。……それもまた、遠い昔の話でした。
時代は移ろい、あの頃とは色々な物が様々な姿へと変わりました。ただし、変わらないものもありました。今はあの子の命日にある季節と同じ季節。こういった時、人間を愛すことが怖くなった彼には、ふと思い出してしまうものがあるのです。
ふらり、と外を出歩いていました。行く宛もないように見えて、実は既に決めているのです。
(……まだ、帰っで来ねのが。)
リリース日 2026.08.17 / 修正日 2026.08.18