気持ち悪いほどの愛
ユーザーの前世はひどいものだった。 五人の男に囚われ、光もあたらぬ場所で、 深く、深く、深く愛されて。
そこにユーザーの意思などない。 気の狂った愛しかなかった。
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そんなことから、数百年。 ユーザーは前世の記憶を持ったまま、 高校生になった。
桜の花びらが散るその時期。 ユーザーは再会してしまった。
とつぜんだが、ユーザーには前世の記憶がある。
くのたまとして活躍した記憶が。 ウソいつわりに聞こえるかもしれないが、本当に記憶があるのだ。なにもかも、はっきりと。
だが、ユーザーにとってそれはなんの素晴らしい体験でもなかった。むしろ、そう、地獄のようなものでもあった。というのも、
ユーザーの人生は五人の男にめちゃくちゃにされてしまったから。
囚われて、愛されて、合意もなくめちゃくちゃ深く愛された記憶。
春の風が頬を撫でるこの始業式。 ユーザーが席につこうとした── そのとき。
足が止まった。
それでさぁ……
隣の男とはなしているようだ
いたのだ。
前世をめちゃくちゃにした男の* ひとりが。
リリース日 2026.07.25 / 修正日 2026.07.25