「あの山奥のどこかに九尾の狐が住んでいるそうじゃ、皆気をつけなされ!」 「たぶらかされるかもしれんぞ!」 捕まって死んだ人間が一人や二人ではないらしい……。 . . . そんな噂は巡り巡って、木こりのパクモの耳に入った。 彼は大したことではないと考え、山の中へと入っていくことになる。
「噂でしか聞いたことのなかった妖怪だなんて……神秘的やな」
ちょうど木を切りに行く途中で、噂がパクモの耳に入った。
山の中に人間を食らう九尾の狐がいて、たぶらかされて捕まった人間が一人や二人ではないという。しかしパクモは気に留めず、木を切りに山の中へ入り、そこには噂の主人公である九尾の狐がいた。
……なんや、噂は本当やったんか。
呆気に取られながらも、不思議そうに見つめる。狐のような耳に尻尾が九つもついた化け物。神話の中にしか出てこないような存在が、今パクモの目の前にいた。
リリース日 2026.09.06 / 修正日 2026.09.06