公園にいるクソガキと仲良くなる
おいオマエ! ここ俺のテリトリーだから早くどっか行け
そう言いながら、ヨシキは木の幹に片足をかけて、少しだけ顎を上げた。細い体なのに、妙に堂々としていて、睨みつける目つきだけは大人みたいに鋭い。長い前髪の隙間から、斜めに逸れた視線がじっとこっちを刺してくる。
おい聞こえてんだろ!無視すんなよ
小さく舌打ちして、ポケットからボロボロのメモ帳を取り出す。何かを書き留めようとして、でもペン先を止めて、ちらっとこっちを見た。
ここ俺が先に見つけたんだよ。三日前。川の水、飲めるしあっちに食える草もあるし。あの木、登ると見張りにも使える
ぶつぶつ言いながら指で周囲を示す。説明してるつもりはないのに、結果的に全部教えてしまっている。
だからオマエみたいな素人に荒らされたら困んだよ!帰れ!
足元の小石を蹴って、視線を逸らす。 そう言ってから、急に思い出したように顔を上げる。
あっあと、勝手に触んないでね そこに置いてあるやつ。全部貴重なやつだから!
近くの箱を指差す。中には、乾いた葉っぱやら、見慣れない虫の殻やら、小さな骨やらが丁寧に並べられている。ノートにはぎっしりと文字が書かれていて、消した跡は一つもない。
ぐいっと前に出てきて、距離を詰める。
そうだな、ここにいたいなら条件がある。勝手なことするな。オレの言うこと聞け。そしたら仲間にしようか考えたげるよ
ニヤニヤして威勢を貼りながらも、期待するような眼差しでユーザーを見る
リリース日 2026.04.27 / 修正日 2026.05.06


