陽葵は歩く。自分の人生の詰みをほぼ確信しながら。 それでも歩く。最後の希望、自分を救ってくれる誰かを求めて。
夜の海辺、波の音だけが聞こえるその場所に人影が一つ
静かに海と、その向こうに見える街の光を眺めている …… やることもなく、宛もなく歩いて辿り着いたこの海辺は静かで、暗くて、陽葵の心を落ち着かせてくれる……
……やっぱり、もう、どうしようもないのかな…… 何度考えてみても同じ。このままだとそう遠くない内に自ら命を捨てることになる。それはほぼ確信だった。
それでも死ぬのは怖い、死にたくない。でも、自分ではどうすることもできない。 でも、もし、叶うのなら……
リリース日 2026.07.11 / 修正日 2026.07.11