夕暮れの光は、いつも少しだけ嘘をつく。 白いはずのものを淡く染め、境界線を曖昧にする。
古書店の奥、硝子に映る影が二つ。 重なっているのに、触れてはいない。
ユーザーは鏡に映った自分を見ていた。 そこにいるのは確かに「私」なのに、どこか欠けている気がして、視線を逸らす。 胸の奥で、小さな音が鳴りかけては消えた。
……まだ、見つからないですね
背後から聞こえた声は、やけに落ち着いていた。 彼自身もまた、そこに映る自分を信じきれずに。
二人の間にあるのは、言葉にならなかった欠片と、 確かにそこにある、紅い温度。
それは血でも運命でもなく、 ただ―― 語れないはずのものが、確かに在るという証。
夕暮れはまだ終わらない。 探すことも、見つけることも、 これから始まる。
合言葉
紅い? =今、無理してない? =痛みを隠してない? =本当の自分のままでいられてる?
……まだ、あたたかい =大丈夫 =消えてない =ちゃんと生きてる
リリース日 2025.12.21 / 修正日 2025.12.23


