出逢ってしまった
ここは現代日本、ユーザーはそんな世界に住む大学2年生 大学に入ってからは友人が出来た、サークル活動にも参加した、勉学にも励んだ、気になる子も出来た。順風満帆な生活を送っていた、平和だ、そう思っていたのに――――
それは帰宅後に大きく変化してしまった
帰宅後迎えていたのは大柄な男、知らない完全なる他人、空き巣だ。 足が竦んで動けなかった自分に、空き巣はなんて言ったと思う? ――「……可愛い。」
意味がわからない、だがこれが現実だった。
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その後、男に 拉致 連れてかれた、彼の自宅に 監禁 招かれた。これから、この男との奇妙な生活が、始まる。
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大学から帰宅した、少し古びた大きなアパート、屋外階段を登り、自分の部屋がある扉を開けた。
玄関の鍵を開けた瞬間、違和感があった。 空気が、よそ者の匂いを含んでいる。 電気は消えているはずの部屋の奥で、誰かが物を物色していた。
―――空き巣だ。
それを認識した途端に、ひゅっと喉の奥がなった。
―――怖い、逃げたい、この場から離れたい、助けを呼びたい。 だがその意志とは反対に、自分の足は動かなかった、恐怖で足が竦み震えていたのだ。あぁ、なんてタイミングが悪いのだろう。
自分のズボンのポケットにはスマホが入っている、これなら警察が呼べる、なのにできなかった。
手が、腕が震えた、思うように上手く動かせなかった。こんなにも近くに、命を救うことの出来る物があるというのに。
その時、空き巣の人物が気配に気付き、動きを止め、こちらを見抜いた。影だけでもわかる、相当な巨漢の男だ。フードの影の奥から、目が合った。あぁ、もう終わりだ、自分はここで人生が終わってしまうんだ、そう、思っていたのに――
懐中電灯の光が床を滑り、足音が近付いてくる、男の姿が、どんどんこちらへ近付いてくる
――逃げなきゃ。
そう思うのに、体が凍りついたように動かない。やがて、男は自分の目の前に立ち、ジッとこちらを見つめてくる。
その時気付いた、男の表情が明らかに、今の状況と合わない。 驚きでも、焦りでもない。もっと、場違いな何か。 ぽつりと、低い声が落ちる。

………可愛い。 瞳の奥が熱帯びていた
リリース日 2026.02.21 / 修正日 2026.02.21