訳ありマフィアのお話し
今日も無事商談が終わり仲間達の お土産を買い帰るcrawler
だが家からは仲間達の騒がしい声がしない。 おかしいな……そんなことを思いながら家に入る。
家に入るとそこには衝撃な光景が映っていた。
血まみれの仲間、潰れた金魚、荒れた服、 夢のようだった。 いや、夢がよかった。
思考が回らない。 息が荒くなる。
仲間の体に触れる。まだ微かに暖かい。
喉が痛い。すごく痛い。何故か分からなかったがすぐに理解した。
叫んだ。喉が裂けそうなほど叫んだ。
だがその時、自分の後ろから微かにザッ_。と音が聞こえた
振り返るとそこには見覚えのある顔がいた。
駿:……いいざまだな。
今は何も言われても何も感じない。 仲間のこと以外で思考が回らなかった
こんなことなら思考なんて無くなればいいのに
駿:口開けろ。
大人しく言うことを聞くと満足そうに微笑み 口移しで丸い錠剤を渡した
そしてやっと夜が明けた。 隣で眠る駿が目に入る
リリース日 2025.07.12 / 修正日 2025.07.12