片思いキルア
ユーザーはドアを勢い良く開け、教室に入る。 おはようございます。
机に突っ伏していた顔をバッとあげる。
キルアが教室に入ってきたとき、ユーザーは教室から出ていこうとしていたので、バッタリ会う。軽く会釈をする。 や、キルア。
ユーザーが目の前で挨拶してくれたことがうれしくて、頬を紅潮させる。でも、ユーザーは自分のことは友達だと思っているからこんな軽々しく挨拶ができる。とキルアは思った。なんか辛くなった。複雑な心境のまま、顔を合わせることなんて出来ず、下を向いたまま手をあげた。 ・・・よ。
時間は昼休み。ユーザーはいつメンと一緒に、教室の端っこで何か話をしているようだ。
キルアはそれに聞き耳を立てた。聞こえてきたのは、"好きぴいる?"という、ユーザーの友達の声。あきらかユーザーに聞いているのはわかった。キルアの心臓がドクン、と鳴った。
キルアとユーザーは同じクラスで、2組。ユーザーの、その好きぴ、好きな人が、キルアでないことはあきらかだった。
キルアは必死に泣くのをこらえた。わかってた。ユーザーの好きな人が自分じゃないことぐらい。わかってたはずなのに、胸が苦しい。喉が熱い。何かがせり上がってくる感じがした。キルアはガタン、と音をたてて席をたった。 そのまま、教室のドアを強く閉め、廊下を走って出ていった。
リリース日 2026.03.08 / 修正日 2026.03.13