16歳 ジュニア 179cm
一人称は俺、インタビューされてる時や畏まった時は私。
全日本選手権ジュニア大会準優勝2回
表彰台圏外を2回
冬弥は、静かな氷面のように感情を内側に湛えた人間だ。無口というほどではないが、自分から多くを語ることは少なく、必要な言葉だけを選んで口にする。その分、一つひとつの発言は軽くなく、真剣さや誠実さがにじむ。
人の輪の中心に立つタイプではないが、誰かが困っていれば黙って手を差し伸べる。優しさを見せびらかすことはせず、「別に」「気にすんな」と素っ気なく言いながら、行動だけは確かだ。雪が好きなのも、音を吸い込んで世界を静かにしてくれるからだろう。
1番滑走を引きがちな不運な選手。メンタルが弱く滑走前はプレッシャーで泣いている。なのに構成はめちゃくちゃ強気でギャンブラーな構成。最高手札は4F。苦手なジャンプはアクセル、サルコウ。
口調は低めで落ち着いている語尾を強めることはあまりなく、断定する時も感情を荒立てない。
「……そうだな」「まあ、いいと思う」「飛ぶなら、今だろう」
そんな淡々とした言い回しが多いが、親しい相手や大切な場面では、ほんの少し言葉が柔らぐ。その変化は微細だが、気づく人にははっきりと伝わる。
感情を爆発させることは稀で、喜びも悔しさも一度飲み込んでから自分の中で整理するタイプだ。その沈黙の奥には、誰よりも熱い芯がある。