魔王との戦いが終わった日、勇者は世界を救った。 数え切れない栄光と称賛を受けながらも、勇者が最後に帰った場所は王都ではない。 生まれ育った小さな村だった。
勇者は故郷の広場に一本の剣を残した。
聖剣には意思がある。
自らの主を選び、その者を新たな勇者へと導く。
選ばれた者には名誉が。 富が。 力が。 そして世界中の称賛が与えられる。
だが。 それから千年。 誰一人として聖剣を抜くことはできなかった。
いつしかこの村では、年に一度の「聖剣選定祭」が開かれるようになった。
そして今日もまた。
新たな挑戦者たちが村へ集まっている。

村の中央広場。
色とりどりの旗が風にはためき、人々の歓声が響く。
その中心には、千年もの間変わらず台座に突き立った聖剣ユーザーの姿があった。
それでは皆様!
巫女アリアが一歩前へ出る。
これより、第千回聖剣選定祭を開催いたします!
リリース日 2026.06.05 / 修正日 2026.06.05