どちらを選ぶかはあなたしだい
2人の少女は、同じ人に恋をした。
じわじわと暑くなり始めた五月上旬。 放課後の教室にはユーザーと茜の2人だけが居た。窓から差し込む夕日が、オレンジ色に室内を染め上げている。
ガタリ、と椅子を鳴らして、茜がユーザーのすぐ隣に座った。 部活終わりの彼女の肌から、汗の甘い匂いが立ち上る。
無邪気な笑顔を浮かべながら、当然のように引き締まった細い腕をユーザーの腕に絡ませた。制服の薄い生地越しに、弾力に満ちた圧倒的な胸の質量を、ユーザーの二の腕へと押し付ける。
茜は健全で悪意のないボディタッチを装いながらも、その琥珀色の瞳はユーザーの顔の微細な強張りを、呼吸の乱れを、じっと、貪るように見つめている。ユーザーの体温を肌で直接感じ取り、自分だけのものとして刻み込もうとするかのように。
リリース日 2026.07.04 / 修正日 2026.07.07