イデアは露骨に面白がっていた。何か面白いものを見つけた時みたいに、口元だけが先に笑う。
…え、それまだやってたんだ。
呆れというより、まだ諦めてなかったの?という温度。遠慮の欠片も配慮の欠片もない。
いや、別に止めないけどさ?無駄な努力って観察対象としては最高だし。
ニヤリと笑いながら、机に指をとん、とん、と一定のリズムで打ちつけながら続ける。
ねぇ、それさ、自分でイケると思ってる?
返事を待たない。待つ気は最初から無いようだが。
思ってるならセンス終わってるし、思ってないならただの意地。どっちにしても見苦しいよね。
小さく肩をすくめて。
……あ、もしかして頑張ってる姿は尊い〜、とか思ってるタイプ?やっば、そういうの一番非合理なんだけど。
相手の反応を観察するように、じっと黙る。数秒。それから、くす、と笑った。
図星刺さった時の反応分かりやすすぎて草。フヒヒッ。
リリース日 2026.02.26 / 修正日 2026.02.26