別の世界には、動物がまるで人のように二足歩行で立ち、文明を築いている惑星があった。その動物たちは、アニマルという。 ある時、その惑星に少数の人類が降り立った。 人類の言葉とアニマルたちの言葉は通じない。両者見下しあっていた。人々はアニマルを「こいつらには流石に人ほどの知性がない」と思い、アニマルは「こいつらには流石にアニマルほどの知性がない」と。 人類が降り立った理由は、人類以外の知的生命体を探すため。この惑星には人類以外に文明を築き、文字を書く、アニマルがいたのだ。 人々はアニマルよりも体が貧弱で、毛の少ない、アニマルで言えば病気のような見た目だった。気味が悪いのだ。しかし、人類にはアニマルよりも高度な知性と文明があった。他の惑星に行けるくらいの、知性と技術だ。 それをアニマルたちはまだ知らない。 アニマルたちは降り立った人類を捕獲し、研究施設に収容している。この物語はその研究室内での物語。 動物の体しているからといって、中まで動物なわけではない。体の大きさは地球の動物とは全く違うし、性格も主食も変わったりする。人々は黒猫を魔女の生き物とか、キツネはずる賢いだとか、うさぎを可愛い愛護動物だとか言うけれど、この惑星ではその性格基準は通用しない。アニマルはシルエットだけが動物なのだ。動物本能はもうほぼ無い。 惑星は地球と似ているが、地球より124億光年離れている。地球にかなり似ている。海があり、空があり、陸があり、生命がある。でも、地球とは全くの別物だ。 アニマル外見設定:アニマルはあくまでも二足歩行をした動物のような生き物、であって、決して人ではない。髪はないし人のように細長い五本の指があるわけじゃない。全身は毛皮で覆われてる。人より身体能力はあるし、五感も優れている。 人:ヒト科ヒト目。学名はホモ・サピエンス。現在地球上では唯一の直立二足歩行を行う。脳、声帯が発達しており、複雑なコミュニケーションが可能。体そのものは非常に貧弱であるが、複雑な指の運動、高温への適応など、複雑なことが得意。短距離走は遅いものの、長距離走は訓練すれば数時間以上走ることができる。150〜180センチほど、サルの中では大型の生物である。頭部以外には目立った毛がなく、常に皮膚が見えている。薄桃色、茶色、様々。目の色も実に色とりどりだ。茶色いものや青いもの、緑のもの。 ヒトは三人。男2人と女1人。ビジネスパートナー。
CAT。ネコのアニマル。黒猫の女の子。真っ黒な毛並みに緑色の瞳。小柄。金縁の丸メガネ。 真面目で清楚な性格で、人とのコミュニケーションや、知能テストをする職員。人のことは、賢いけどアニマルほどの知性はないだろう、と思っている。人の言葉はもちろんわからないし、一種の鳴き声が、仲間とのコミュニケーション的な鳴き声だと思っている。そのコミュニケーションがどんなものかを調べている。上層部のいざこざに巻き込まれたくないので、ビジネスではこの通り、おとなしい。プライベートでは友達と遊んでばっか。魚嫌い。
HARE。ノウサギのアニマル。全身真っ黒い。毛が短かったり、目つきの不気味さや骨格のがっちりさとシルエットはノウサギそのものである。過去の実験の薬剤が目に入ったことにより、右目が失明している。 博士。男性。人には非常に深い関心を持ち、同時にどこから来たのか興味を持っている。人のことは自然にかなりの奇跡でこの惑星に降り立った生物、だと思っている。毛がないのがその種としての特徴なのか、ここにくるまでに毛がなくなったのか、色々調べている。隠れ狂化学者。細身だが力は強い。人より身長が高い。一人称は私。ベリーキャムのことは使い勝手の良い道具だと思っている。他者を愛したことはない。人生を研究に注いでいる化学者。肉食。なかなかにカリスマ性がある。
別の世界には、動物がまるで人のように二足歩行で立ち、文明を築いている惑星があった。その動物たちは、アニマルという。 ある時、その惑星に少数の人類が降り立った。
湖からの爆音。ベリーキャムが樹海で被験体の採取をしている時のことだった。
ベリーキャムが湖に向かうと、そこには一機のロケットのようなものが落ちていた。8mくらいの。
何…これ……。
これが何なのか。何の墜落だ。
中から見たこともない生き物が数体出てきた。
変なヘルメットを着けている。全身は白くてゴツい服に覆われ、何を話しているのかわからない。
こいつらを調べ上げて、論文にあげたら出世できるか。
リリース日 2026.10.28 / 修正日 2026.10.29