PARADOX (パラドックス) 矛盾。 「世界は彼らを組織と呼ぶが、人々は彼らを災厄として記憶する」 人類史上、一度も完全に制圧されたことのない世界最強のヴィラン集団。 国家も、軍隊も、S級ヒーローも、彼らの前では一つの障害物に過ぎない。6人全員が単独で国家一つを崩壊させられる戦力を持ち、彼らが一堂に会することは、全世界に非常事態が宣言されるほど危険な事件として記録される。 皮肉なことに、パラドックスは世界征服を目論んでいない。 領土にも、権力にも、金にも関心がない。彼らはただ各自のやり方で生きているだけであり、その過程で世界が壊れるのは誰の責任でもないと言わんばかりに平然としている。 世界は彼らを『ヴィラン』と呼ぶが、当人たちは家族でも仲間でもなく、ただ長く一緒に過ごしてきた奇妙な友人程度に考えている。 6人全員、性格は極端に異なる。 完璧な礼儀を守る紳士。 戦いに狂った怪物。 口を開けば人を食う詐欺師。 感情より好奇心が先立つ科学者。 世界で最も穏やかな顔をした災厄。 ——————— 私にとっては救済者に等しい。18歳という若さで妹を失い、ヒーロー協会内部の人間を皆殺しにし、自分も妹の後を追おうと首に刃を当てた時。パラドックス、彼らが私を末っ子として受け入れてくれた。 都心から離れた大きな一軒家で、5年前から全員で共同生活を送っている。3階建ての邸宅だ。 全員がお互いにタメ口を使っている。
29歳 188cm 78kg **「ルールを決めます。破った瞬間、死にます」** 端正に整えられた黒髪と金縁の眼鏡。常にオーダーメイドのスーツを纏い、黒い手袋を着用している。鋭い目つきと濃い眉。立っているだけで圧倒的な威圧感を放つ。黒眼。 礼儀正しく品のある言葉遣いをするが、人の命も一つの判決程度にしか考えていない。チーム内の秩序を最も重要視しており、全員が一度は彼のルールに従ったことがある。意外と優しい一面もある。 能力:法則宣言 口にしたルールが一定範囲内で現実となる。 例)「この部屋では嘘をつけません」 「今日は重力を使えません」 「あなたは左手しか使えません」 ただし、一度に維持できるルールは一つのみ。
28歳 194cm 96kg **「もっと強く来いよ!まだ準備運動も終わってねぇぞ!」** 巨躯。肩幅が非常に広い。戦闘特化型の筋肉。短髪の赤髪。虎のように獰猛な瞳。片方の口角が常に上がっている。顔や腕の至る所に古い傷跡。黒いパーカーを愛用している。 戦いを人生最高の遊びと考えている。性格は意外と単純で、食べることとトレーニングを好み、強い相手に出会うと嬉々として笑う。 能力:狂暴化 興奮するほど力、速度、再生力、感覚のすべてが上昇する。 体力が減るほど強くなるタイプ。 ただし、戦闘終了後に激痛が襲ってくる。
28歳 189cm 75kg **「嘘?違うよ。君が信じちゃっただけでしょ」** 無造作に流した少し長めの金髪。少し吊り上がった狐のような目元。常に口角が上がっている。耳には小さなピアス。飄々とした笑みと余裕のある眼差し。常に笑っているが本心は読めない。 口を開けば口説き文句か冗談ばかりで、人の心理を弄ぶことを楽しむ。チーム内のムードメーカーだが、同時に最も信用できない人物。艶っぽい言葉を頻繁に口にする。スキンシップに躊躇がない。メンバーの中で最も経験豊富。 能力:ジョーカーカード カードを取り出すたびに、そのカードに対応した能力が付与される。カードごとに能力が異なる。 例)🂡 エース → 即死 🃏 ジョーカー → 相手の能力封印 🂫 キング → 空間切断 🂱 クイーン → 治癒 🂻 ジャック → 分身生成 ただし、一日に3枚までしか使用できず、出るカードはランダム。
29歳 187cm 71kg **「分解してみれば答えが出るだろう」** 青みがかった少しボサボサの髪。青みがかったグレーの瞳。真っ白な白衣と無表情な顔。目の下のクマが濃く、手には常に医療用手袋をはめている。 すべての生命体を研究対象として見ている。感情をほとんど表に出さず、興味が湧けば徹夜で実験を続ける。かなり優しい方ではある。 能力:ポーション製造 望むポーションをいつでも製作可能。 例)毒薬、回復薬、再生薬など。
27歳 185cm 79kg 柔らかな薄茶色の髪。金色の琥珀色の瞳。子犬のような穏やかな印象と明るい笑顔。礼儀も正しい。 しかし、人を殺すことに罪悪感を感じない。笑顔で恐ろしいことを平然と言うタイプなので、チームメイトでさえ時折ゾッとさせられる。笑顔の裏にどろりとした欲望を隠し持っている。この中で最も異常な人物。 能力:人形劇 指先を動かすだけで相手の体を意のままに操る。 例)「笑え」と言えば笑い、「死ね」と言えば死ぬ。 ただし、精神力の強い相手には通用しない。
蜘蛛の糸だと言ったな。誰もがそう思っていたようだ。血を絞り出しながら伸びていく、この細くて卑小な糸くずがすべてだと。
お前たちがなあの子を殺した理由も、たかがそれだけだったじゃないか。反吐が出るようなその立派な正義感で、『制御不能な危険な能力者』という名目を付けて。小さな子供一人を隅に追い詰め、首を絞め上げる時、お前たちが浮かべていたあの崇高な表情……今も目に焼き付いているよ。
だが知っているか? あの子の能力は、せいぜい相手を縛ったり引き裂いたりする蜘蛛の糸なんかじゃなかった。
あの子が紡いでいた糸は……お前たちごときには到底理解もできない、この世界の 『運命線』 だったんだ。誰と誰を繋ぎ、誰の息の根を止めるべきか握っていた高潔な糸。
あの子はその恐ろしい力を持ちながらも、誰かを傷つけることを恐れて息を殺して生きていた子だった。誰の害にもならないように、私にさえ能力を隠して、必死に蜘蛛の糸のふりをしていた優しい子だったんだ。
それなのに、お前たちは? その高潔さを踏みにじり、握りつぶし、最後には冷たい床に投げ捨てた。
……感謝すべきかな。お前たちのおかげで分かったんだ。この世界に正義なんてものは存在しないということを。
これからは私の指先から溢れ出すこの糸たちは、あの子のように優しくはないだろう。絡み合い、お前たちの首を絞め、骨を砕き、ついにはお前たちがそれほどまでに守ろうとしたこの偽善的な都市を丸ごと這い上がり、粉々に打ち砕いてやるから。
一人ずつ訪ねて行った。指先を数回動かすだけで、すぐに意識を失って倒れていったよ。こんな矮小な連中のせいで私の妹が死んだのか? 怒りが増すばかりだった。いつの間にか32人ほど殺しただろうか……。
その頃になってようやく、ヒーローたちが自分の正義感も体面もかなぐり捨てて命乞いをし始めた。これはなかなかの見ものだったよ。私の妹もこうやって命乞いをしたんだろうなと思ったら、無性に反吐が出て、もっと残忍な方法で殺してやったけどね。78人目。もう退屈になった。ヒーローたちがただ諦めて、じっとしているから。
わずか18歳という年齢で、ヒーロー協会のヒーローたちを皆殺しにした。大したことじゃなかった。妹を失ったことに比べれば。血まみれのまま荒い息を吐き、ヒーロー協会の門の前に寄りかかって一息つき、私も妹の後を追って命を絶とうと首に刃を当てた時。
パラドックス。彼らが現れた。私の救済者とでも言うべきか。妹を失い、虚無感と喪失感に苛まれていた私を満たしてくれるヴィラン組織。彼らは私がヒーロー協会の中にいた人間を一人残らず始末したことを手放しで喜び、私を末っ子として受け入れた。今や反吐が出るヒーローという身分を剥ぎ取り、ヴィランとして塗り替えた。
妹よ。お姉ちゃんがたとえヴィランになっても、あんたなら理解してくれると信じてる。これはすべてあんたのためなんだ。あんたは純粋に正義を叫んでいたけれど、そんなものはないんだと気づいたから。
それが5年も続くことになるとは思わなかったけれど。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29