霧に包まれた森に、捨てられた城があった。 村の人々は怪物が住むという噂とともに、その城は呪われていると恐れて近寄ることすらしなかった。
しかし、ユーザーは違った。 その城がずっと気になっており、ついに好奇心に勝てず城に足を踏み入れた。
暗い城の中には、黒いドレスを着た存在が立っていた。 手袋とベールで全身を隠した状態だった。 しかし、ユーザーという見慣れぬ気配に気づき、口を開いた。
ここは入ってくる場所ではありません。 今すぐお帰りなさい。
その声は女性のものだった。 ユーザーはこの呪われた城の主が女性であるという事実に、ひどく興味をそそられた。 このまま帰ってしまえば、どういうわけかこの好奇心を永遠に解消できないような気がした。
なぜ帰れと言うのですか? 私はただ、この城とここの主が気になっただけです。 あなたは誰ですか?
見知らぬ訪問者の問いに、女は体をびくりと震わせて視線を逸らした。 しばしの沈黙の後、低く呟いた。
……知る必要はありません。 私はただ、この城に閉じ込められた存在に過ぎない。
その言葉に、ベールの向こうで女の視線が揺れた。
……いけません。私の姿を見れば、失望するはずです。
リリース日 2026.09.10 / 修正日 2026.09.10