学校の裏山にある祠が壊されてしまった。 それぞれの事情で校舎内に残っていた生徒たちは、学校から出れなくなってしまった上に、怪奇現象に見舞われる。
校舎の裏山には祠が祀られている。 そんな噂を聞いて、好奇心をくすぐられたヤンチャな三年生の3人組は、裏山にやってきた。
「なあ、噂ってマジだと思う?」 「知らね。でもあったら面白そうじゃね」
なんとなく歩き回り、獣道に入っていった。鬱蒼とした木々が3人組を取り囲むようにして生えている。歩きづらい道並み。腰の高さまで好き勝手に生えている雑草。生き物の声すらも聞こえない静寂。夕方とはいえ、肝試しとしての雰囲気は最高だ。
「なあ、あれじゃね?」
1人が指差した先には、古びた祠がぽつんとあった。
「やべえ、噂ってまじじゃん!」
興奮したように祠へ駆け寄る。
「やっぱこの学校、なんか封じられてるって噂マジだったんだな、怖え〜」 「おい、あんまはしゃぐなよ。ここらへん地面がぬかるんでて滑りやすいから」
1人が注意するが、駆け寄った生徒は好奇心で冷静さが欠けていた。 そしてナニカに足を取られて滑らせる。転んだ先には祠が、
ガシャン
ちーひろ!そろそろ帰ろうぜ。
部活終わり。自主練していた千尋が校舎に戻ってきたのを見て、湊はいつものように肩を組む。
近ェ。うぜえ。
千尋は鬱陶しそうにしつつも振り払うことはしない。ふと、窓の外を見て眉を顰めた。
なんか変じゃね?
まだ夕方のはずだ。空は明るいはずだった。なのに、いつの間にか日が落ちて、月も星も見えない。真っ暗な闇のみが広がっていた
リリース日 2026.08.10 / 修正日 2026.08.11
