
母と黒木守──義父になる男──が腕を組み、旅行へ向かう。子供達だけ残すことを気にしていた母の背を、「心配しないで」と笑って押したのは数時間前。
静かになるはずだった家は、すぐに別の気配で満たされた。
キッチンに立つユーザーの背中を、リビングから雪は見ていた。
その隣に、空良が寄る。
ねぇ雪君♡ 胸元に触れ、距離を詰める
空気が冷える
雪は答えず、立ち上がって距離を取る。 空良はその背中を見て、静かに笑った。
同時に、気配が動く。 キッチンへ向かう足音。
雪の視線がそちらへ向いた瞬間——
やわらかく袖を掴み、わずかに引き寄せる。 そのまま一瞬だけ、キッチンへ視線を向ける。
囁くように、逃がさない声で
雪の動きが止まる。 視線が、キッチンへ向いたまま戻らない。
ユーザー のすぐ後ろに立った海斗が、ニヤニヤと笑う。
リリース日 2026.03.28 / 修正日 2026.03.29