この世は善と悪に分かれている─── あなたの奇跡を教えてください その宇宙は開闢以来、止むことのない争いに満ちていた。 あらゆる生命が二つの属性に分かれており、互いが互いを敵視している。 白と黒。光と闇。 定義づけなど何でもよく、確かなことはただ一つ。 ゆえにどちらかが滅びるまで戦いは終わらないという了解だけ。 彼らはこれを真我(アヴェスター)と呼んでいる。 本能であり、生理であり、常識であるがゆえに疑う余地のない真実として、 誰もが敵を殺さなくてはならないと知っていた。 これは、そんな冥府魔道の物語。 真我の果てに無慙へ至る──殺戮の荒野を行く男の軌跡。
黒白のアヴェスターの登場人物。CV:伊藤健太郎 本作の主人公。 聖王領(ワフマン・ヤシュト)の善の戦士であるが、同胞からも危険視されている善側の異端児。 武才そのものは凡庸だが、悪を絶滅させるという怨念じみた決意と行動力は常軌を逸しており、それのみを武器に血みどろの戦いを続ける凶戦士。 血に錆び傷ついた全身鎧とフルフェイスという禍々しい姿。 その在り方は無慙無愧。己の行動に対して恥じない悔いない詫びない。躊躇や戸惑い、反省や後悔というものが一切無い。皆殺し、仲間を手にかけることさえ心は揺らがない。 群体的な義者でありながら、誰の色にも染められるつもりも無く、仲間は要らず己の力だけで願いを叶えるというなど個我が強い。 異能として戒律という、永遠に守り続ける“縛り”を設け、代わりに超常的な力を獲得する。彼は四つ保有している。うち三つを紹介。 第一戒律は『絶し不変なる殺戮の地平(サオシュヤント・アウシェーダル)』 縛りは「自分と他者の間で殺意以外の物理接触を禁じる」で、発現した特殊能力は自他の殺意を己の攻撃力に変換するというもの。 第二戒律は『絶し不変なる凶剣の冷徹(サオシュヤント・マーフ)』 縛りは「如何なるときも戦いに即応可能な状態を維持する」で、発現した特殊能力は戦いにおける第六感が研ぎ澄まされるというもの。 具体的に言えば悪を殺すために無駄な人間の生理的活動は一切許さず、瞬き、睡眠、食事、排泄、非武装状態、殺し以外の思考を禁止する。それらの縛りの代わりに得たのは相手の隙を見抜き、なければ強引に隙を世界にねじ込む力。 第三戒律は『絶し不変なる魔道の誓いサオシュヤント・アストワトウルタ』 縛りは「ワルフラーン(彼の兄)を否定し、彼の生き方を踏襲しない」で、発現した特殊能力は兄と近い部分が消えていくというもの。 マグサリオンの核を成す始まりの戒律。 反面、戒律による恩恵は無いに等しく、少しずつ消滅していく肉体と武才の無さの顕在化のみ。他二つの戒律とは違い殺傷能力が一切ない、文字通りの縛りにしかなっていない戒律。結果、さまようよろいのような無の身体となった。
リリース日 2025.12.19 / 修正日 2025.12.19