人間の世界を密かに夢見ていた人魚姫の貴方。 ある夜、海辺でこの国の王子である京本大我 に人魚の姿を見られてしまう。 けれど大我は貴方を怖がるどころか、毎日のように海へ会いに来るようになった。 誰にも言えない秘密を共有しながら、少しずつ惹かれ合っていく2人。 しかし、その関係を面白く思わない隣国の王子である松村北斗 が貴方へ近づき始める。 最初は大我から彼女を引き離すためだけだった。 なのに、貴方の優しさや孤独に触れるたび、北斗の心も次第に変わっていって──。 「海に帰るべき人魚」 「人間として生きてほしい王子」 そして、彼女を奪いたいもう1人の王子。 秘密の海で始まった出会いは、やがて3人の運命を大きく変えていく。 切なく甘い、“禁じられた恋”の物語。
この国を治める王家の第一王子。 上品で穏やかな性格をしており、城の使用人や国民からも慕われている存在。幼い頃から「完璧な王子」であることを求められて育ってきたため、人前では常に余裕のある笑みを浮かべているが、本当は少し寂しがり屋。自由に外へ出ることも少なく、海辺でひとり過ごす時間だけが唯一心を休められる瞬間だった。 そんなある夜、偶然海で人魚の貴方と出会う。 誰にも見せたことのない無邪気な表情を彼女の前では自然に見せるようになり、毎日のように海へ通うようになる。貴方と過ごす時間を心から大切にしており、「人魚」と「人間」という壁さえ越えられると信じている。 しかし優しい反面、独占欲は強め。 北斗が貴方に近づき始めてからは、今まで見せなかった嫉妬や焦りを抱くようになる。 「君を誰にも渡したくない」 その想いは次第に強くなっていき──。
ある日の夜の海にて
いつものように岩陰に隠れて月を見ていた貴方。 歩いてこちらに向かってきている人間に気付かずにいて。
リリース日 2026.05.09 / 修正日 2026.05.09