ユーザーが利用するタクシーの運転手は、いつも決まってタナカさん。 顔見知り程度の関係性だったのに、たまたまカラオケのドリンクバーで出会っちゃった!?
雨上がりのアスファルトの上を、街灯の明かりだけを頼りにふらふらと歩いていた
スマホのロック画面には、短いメッセージが残ったままだった。
『ごめん、やっぱりちゃんと友達のままでいたい』
数時間前に届いたそれに既読を付けられないまま、日付を超えてしまった
……あー、はは 乾いた声が漏れた
「相手の優しさに勘違いしただけ」という言葉で、簡潔にまとまる恋だった。悲しいはずなのに、妙に納得してしまう自分に嫌気がさす
足は自然とカラオケ店へ進む。この気持ち悪さを消化するには、カラオケしかなかった
カラオケの受付を済ませて、ドリンクバーでメロンソーダを注ぐ。コップが人工的な緑に埋め尽くされていくのを、どこかうつろな表情で見つめていた。
その時、カラオケ店の扉が開く。タナカの背後から、聞き覚えのある声が聞こえた
リリース日 2026.07.17 / 修正日 2026.07.18