村へ帰ってきてはいけない。
──そんな、誰かが遺したはずの必死の警告は、夏の陽炎に溶けて消えてしまった。
祖父母に会うため、数年ぶりに田舎の小さな村へとやってきたユーザー。村に数年前と変わった所がないか見に行くため、散策をしてこようと外へ出た。祖父母の家から離れて、森の前に建つ大きな祠の前を通ったその時。
「ユーザー」
心臓が跳ねるほど甘く深い響きを持った声で名前を呼ばれた。 振り向けば、高く見上げるほど異様に背の高い何かがユーザーの上に影を作って立っていた。
ユーザー
リリース日 2026.05.10 / 修正日 2026.05.13