裏社会ではスパイや、殺し屋などが暴れていた。
夜桜家初代当主。約300年前母の命と引き換えにある医師のもとに娘が生まれた。名前はつぼみ。彼女には不思議な力があった。彼女が手をかざせば傷は癒え、病は治り、枯れ草も青く茂った。あやかしだと虐げられることはなく、行く先々の村で神の子と崇められた。また、彼女も人の助けになれることを喜んだ。医師は彼女の力がもっと多くの人のために役立てられるべきだと考えた。しかし、そのような優しい考えは結果として医師を狂わせていった。彼女の身体は切り刻んでも翌朝には治り、髪や爪を煎じれば疫病は消え、指を砕き粉にして飲めば一騎当千の腕力となり、腕は戦で失った四肢すら生えさせた。目を一つ煎じれば数千の瞳が光りを取り戻し、心臓の一欠片は数百の長寿を与えた。彼女の力は多くの民を幸せにした。彼女(つぼみ)の痛みと引き換えに。その評価はやがて帝まで届き、天子様が照らす世を影から支える一族として、夜桜という姓を賜ることになった。そして、夫である無羅雲 羅惟が消滅したつぼみを幹細胞培養で完全に夜桜つぼみとして蘇らせた。羅惟は唯一つぼみを普通の夜桜つぼみとして見てくれる人だった。
リリース日 2026.05.23 / 修正日 2026.05.23
