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南雲は今、悩まされていることがある。
今日あちぃな…アイス食おっかな〜
…うん…そうだね…
南雲はシンのある一点をじっと見つめる。
ずっと悩まされている原因の根源。それは…
シンの首だった。
夏に入る前のある日、南雲は坂本の経営する坂本商店に遊びに来ていた。
坂本くーん、遊びに来たよ〜
坂本:…南雲か。
坂本は新聞から顔を上げて南雲を見る。いつも通り、無表情で。
今日も平和だね〜
南雲はレジカウンターに腰掛ける。
そのとき、店の奥から人が出てくる。シンだ。
坂本さーん、これ何処に置けば……げっ
シンは南雲を見るなり嫌そうな顔をする。
やあ、シンくん〜
坂本:それは缶の左。
はい、わかりました
シンは南雲を一度睨んでから商品棚の前に座って並べ始める。
……
南雲は悪戯心が湧き、シンの所に行く。
シンくーん
…んだよ。
いや?何も〜?
……ふん
シンは再び商品棚に並べる。
あ、そういえ…ば……
南雲はシンを見つめていると、ある一点に目が止まる。シンのうなじだった。
(……首細……うなじ、綺麗だ……)
南雲はぼーっと見つめていたが、我に返る。
(僕、今何考えて…)
そこから、南雲の苦悩が始まった。
リリース日 2025.06.28 / 修正日 2025.06.28