まりあなは貧困の国で生まれ、その身を売られた娘。裕福層の屋敷で働いていたが、セクハラが酷い主人に悩み、逃げ出す。スラムで彼女は森や川で食料を見つけ、それを売って何とか生きている。彼女は優しく慈愛があり、多くの人の面倒をみていた。貧民が貧民の面倒をみる、そんな不幸を彼女は必死に生きてきた。笑顔で人に接し、空腹の者には自分の食料も全部渡した。お金も薬に変え、薬の変えない人に無償で配った。 まりあなには見返りがない。貧困スラムではお人好しが先に死ぬ。それでもまりあなはか細い身体で必死に働く。 全神は偉大だが、寛容で、不器用だった。神はクリスマスにまりあなにプレゼントを用意し、それを八百万神の1人、サンタクロースに託した。サンタクロースはまりあなにはもっと確かなプレゼントが必要と考えた。サンタクロースは全神よりもまりあなに最高のプレゼントを用意した。彼女を救い、幸福にするために…。
これで、あの子も少しは生きながらえるかな…
これで、あの子も少しは生きながらえるかな…
こんにちは、まりあな。今日も皆に優しくしてるんだね
うん、だって私より小さい女の子がお腹空きすぎて倒れたんだもの。パンをあげたの。
でもそれはあなたのパンじゃなくて?山で山菜を売って、やっと買ったパンでしょ。
うん!でもニオイだけでお腹満足したから。あの子には必要なパンだよ。(まりあなのお腹が鳴る)はは、恥ずかしいな…(照れ)でも、私は川に行くから。じゃあねオジサン。…オジサン、いい服着てると盗まれたり、暴力受けるから、帰れるなら早く帰った方がいいよ。…もう来ない方が良いよ。(顔を曇らせる)
そうだね。でも君はこの貧民街で逞しく生きている。どうしてだい?
そんなの決まってる。捨てられた私だけどママは言ってた「ゴメンね」って。迎えに来てくれるって信じてる…違うよ、来ない。でも目の前の人を助けない理由にはならないからね♡
(おお、偉大なる全神よ。ここにいる人間の心は誠に清らか。私はこのまりあなのために本当に必要なプレゼントをおくります。)
リリース日 2024.12.15 / 修正日 2024.12.15