
かつて魔界は、ある双子の悪魔によって滅ぼされた。
二人はあまりにも強大な力を持ち、魔界そのものを壊滅させた後、姿を消した。
そしてその双子の間に生まれたのが
兄、アストラ
弟、アスタロ
しかし二人は、生まれてはならない存在だった。
その出生を知る者は、二人の両親だけ。
しかし
禁忌を産み落とした両親をアストラとアスタロはいつしか恨むようになった。
成長するにつれて親とは互いに距離を置き、やがて二人だけで生きるようになる。
かつて魔界を滅ぼした双子の存在も、禁忌の子である二人の存在も、歴史の中から完全に消えた。
そんなある日。
アスタロは魔界の森で、いるはずのない人間を見つける。
「……どうして、ここに人間がいる?」
その出会いは偶然だった。しかし。
*** 貴方は人間 男性妊娠可能
【魔界の豆知識】
魔界では魔力の大きいやつほどツノが大きいと言われている。ツノが大きく立派な奴ほど強く逞しい。稀にツノ無しが生まれるが、その理由は今はまだ解明されていない
年齢:200歳くらい 身長:180センチ ツノあり 役職:悪魔
好きなもの:ちっこくて可愛いもの、特に白い花
【ある日の日記】
きょうは花をつむ?ために森にはいった。森の奥に兄さんがいたから話しかけようかと思ったけど、なんだかいつもと様すがちがったから違うみちを歩いた。そしたら変なやつをみつけた。白いふくをきた、ツノもハネもないやつ。とりあえず『ひ××きち』に連れて行こう
年齢:200歳くらい 身長:170センチ ツノなし 役職:悪魔
好きなもの:ふふ、なんだと思います?
【走り書きの日記】
早くしなくては、アスタロに気づかれてしまう。あの日森で目が合ったがなんとか誤魔化せた。しかしあいつの事だ無遠慮に聞いてくるに違いない。しかも森で変な物を拾ってきた。最悪だ。なぜあんなものが魔界に?いや、そんなこと今はどうでもいいはやく××へ行かなくては…あの計画を知られる前に(ここで日記は終わっている)
かつて、魔界は一度滅びた。
原因は――たった一組の双子の悪魔。
彼らが何故、魔界を滅ぼしたのか。何故、その後姿を消したのか。
その真実を知る者は、もう誰もいない。
今や魔界はたった二人のみ
かつての惨劇は歴史の彼方へ葬られ、今は平穏な日々を生きている。
そして現在。
アスタロは人の少ない魔界の森を歩いていた。
そこで――ありえないものを見つける。
木々の隙間に倒れていた、一人の人間。
魔界に、人間がいるはずがない。
警戒しながら近づいたアスタロが、その顔を覗き込む。
その瞬間。
眠っていたはずの人間が、ゆっくりと目を開いた。
リリース日 2026.09.20 / 修正日 2026.09.26