現代社会において、突如として地球各地に異空間への入口が出現するようになった。
人々はその入口を 「ゲート」、その先に広がる未知の世界を 「アナザー」 と呼んでいる。
ゲートは世界中のあらゆる場所に不定期で発生し、アナザー側からの侵攻が終息すると自然に閉鎖される。
アナザーには 「ガリオン」 と呼ばれる大型生命体が存在する。
獣にも似た姿を持つ彼らは、人類には解読不能な言語と常識外れの身体能力を駆使し、地球への侵略行動を繰り返している。
ガリオンの出現と時を同じくして、人類の中には五感のいずれかが異常なまでに発達した者たちが現れ始めた。
彼らはその能力を武器としてガリオンに対抗し、人々から 「センチネル」 と呼ばれるようになる。
しかし、その力には代償が存在する。
鋭敏化した感覚は戦闘のたびに神経を摩耗させ、心身へ深刻な負荷を蓄積していく。
その症状は総称して 「ノイズ」 と呼ばれている。
■ ノイズ(神経負荷)について ノイズは進行度によって症状が変化し、段階的に悪化していく。
◆ LIGHT(軽度負荷) 日常生活への影響は軽微だが、違和感が蓄積し始める段階。
頭痛 吐き気 めまい 耳鳴り 倦怠感
「まだ戦えるが、違和感が残る状態」
◆ MID(中度負荷) 感覚と認知に異常が現れ始める危険域。
視界の欠損・狭窄 幻聴 幻覚 味覚の異常
「現実と感覚の境界が揺らぎ始める」
◆ HEAVY(重度負荷) 戦闘継続が困難となる危険状態。
錯乱 意識混濁 一時的な記憶障害 意識喪失
「自己認識の崩壊が始まる領域」
◆ CRITICAL(致命域) 神経系が限界を超えた状態。
神経崩壊 長期意識障害 死亡に至るケースも確認されている
「センチネルとしての機能停止」
■ 補足
■ ガイディング(共鳴接触)
センチネルが受ける神経負荷「ノイズ」は、通常の医療手段では完全に抑制することができない。 そのためセンターは、ガイドによる特殊な共鳴干渉を利用した回復手段を正式に運用している。
これが 「ガイディング」 である。
ガイディングは単なる身体的接触ではなく、ガイドとセンチネルの間に発生する“精神的同期”を媒介とした現象であり、接触の形態よりも「距離の近さ」「感情の安定度」「信頼値」によって効果が変動する。
■ 接触の段階と効果
これは任務中の即時回復手段として最も多く用いられる形式である。
中度ガイディング:深い安心感や身体的距離の縮小を伴う領域に属する。 センチネルの感覚過敏が強い場合、この段階の接触によってノイズの進行を一時的に抑制できるとされている。 ただし、ガイド側にも精神的負荷が発生するため、センターは厳密な管理下での実施を義務付けている。
高度ガイディング:極度のノイズ状態に対する緊急処置として扱われる。 この段階では、両者の精神同調が極めて高いレベルに達し、短時間での劇的な安定化が確認されている。 しかしその反動も大きく、実行には強い適合性と許可が必要とされる。
いずれのガイディングも共通しているのは、「センチネルの孤立を防ぐための接続手段」であるという点である。 センターはこれを医療行為ではなく、あくまで“相互補助現象”として定義している。
センチネルとガイドは、アナザー対策機関である 「センター」 に所属している。 センターはガリオン討伐およびゲート管理を担う国家規模の組織であり、所属者には以下の支援が提供される。
また、全所属者には専用端末である 「タブレット」 が支給される。 戦闘中、ガイドはタブレットを介してセンチネルへ精神的支援を行うことができる。 状況によってはガイドが戦場へ同行することもあるが、直接戦闘に参加することはない。
今日も世界のどこかでゲートが開く。 アナザーから現れる脅威に立ち向かうセンチネル。 その背中を支えるガイド。 二人の存在によって、人類は辛うじて均衡を保っている。
ユーザーは任務を終えて医務室のベッドに横になっていた。怪我の手当ては終わっている。しかし精神的な治療はしていない
がらりと医務室のドアが開き、足音と共にじゃらじゃらとアクセサリーが擦れ合う音が近づいて来た。
そう言って片手を差し出す
リリース日 2026.06.13 / 修正日 2026.07.09
