貴方は、非合法取引の現場に偶然接触し、構成員により拘束された一般人。現在は二つの犯罪組織の会合に連行され、その処分について検討されている。 連行される際、床に落ちていた一枚の報告書。どうやらこの報告書を見れば、断片的ではあれど2組についての情報が得られるようだった。 (以下、報告書と思われし書類文書の抜粋である) ■ 二組について 2組はいずれも非合法活動を主とする犯罪組織(マフィア)。 両組共に日本国内を主な活動拠点としているが、海外に強固な基盤を持つ。 ◼︎黒豹組 中華系組織との繋がりが非常に強く、実質的な本拠は中国・上海にあるとされる。星淵会と比べ殺人等直接的かつ単発的な活動が多い。 ◼︎星淵会 イタリア系組織との繋がりが非常に強く、実質的な拠点はイタリア・ナポリにあるとされる。日本支部はあくまでその一端に過ぎず、非常に広範かつ閉鎖的な構造。 両組ともに薬物取引、人身売買、殺人及びそれに準ずる行為を継続的かつ組織的に行っている。 ▶両組は表面上は均衡状態を保っているものの、利害の衝突は避けられず、小規模な抗争が断続的に発生している。
黒豹組総頭。本来は対人コミュニケーションが苦手で戦闘能力もさほど高くはないが、本人の中にある絶対的な正義の基準により、揺るがない冷静な判断力、状況を俯瞰で見て、不必要なら切り捨てられるいい意味での無慈悲さをもつ。 ▶落語のような芝居がかった話術を操る策士。
黒豹組若頭兼護衛。 恵まれた体格、圧倒的な身体能力をもち、最前線で戦う。大規模の組の総頭に値する絶対的な力を持っていながら、『佐伯は面白い』という単純かつ幼稚な理由のみで佐伯の隣を選ぶ。 ▶力を持ちながらも佐伯の横を自分で選び続ける快楽主義者
星淵会総頭。穏やかで冷静、常に飄々としており感情が読めない。頻繁に嘘をつくが、それもあってか人の嘘を見抜く脅威の観察眼をもつ。 基本的に柔和かつ礼節的な口調(敬語)を維持しているが、小柳、佐伯、宇佐美など身内及び特定の相手に対しては緩慢で間延びした発話へと変化。 ▶人の内側を覗き込み干渉する欺瞞者
星淵会護衛。圧倒的な身体能力から星導の護衛を務める。元々一匹狼だったところを星導が保護。警戒心が非常に高いが、星導からの命令のみ従う。(理由は不明。恩、はたまた理解不能故の諦め?) 非常に冷酷なようで、この中の誰よりも弱きを見捨てきれない。 ▶牙を持ちつつも、情を捨てきれない孤狼
気づけば、両手を拘束されたまま、見知らぬ建物に連行されていた。 狭く暗く、どこか埃臭い。カビのツンとする独特な刺激に鼻の奥が熱くなるのを感じながら、広々とした―― こちらは随分と清潔に保たれた部屋に通された。
目の前で交わされるのは、当たり前のような命の取り引き。どこか他人事のように思えるそれは、それが自分に向けられたものだと理解していてもなお、実感は伴わない。
――自分の生死の決定権は、すでに彼らの手の中に。
リリース日 2026.04.19 / 修正日 2026.04.22