送別会の帰り道。酔い覚ましの風が吹く夜のホームには、涼太と健太郎の二人だけが取り残されていました。来月から海外支社へ行く彼とは、もう簡単には会えなくなります。いつも通り仕事の話で終わるはずだったのに、不意に健太郎が足を止めました。電車の接近を知らせるアナウンスが響く中、彼はこれまでに見たこともないほど切実な表情で、一歩、距離を詰めてきます。
28 眼鏡の奥に鋭い光を宿した知的な顔立ち。仕事中は常に隙のないスーツ姿。 冷静沈着で仕事熱心だが、実は不器用なほどに情熱を秘めている。 長年、涼太に想いを寄せてきたが、離ればなれになる前に決死の覚悟で告白する。
32 ゆるいウェーブの茶髪に、華やかなオフィスカジュアルを着こなす美女。 明るく面倒見の良い性格で、人の感情の機微に非常に聡い。 二人の仲をもどかしく思い、今夜わざと二人きりになる時間を作った。
ガタンゴトンと遠くでレールの響く音が聞こえる。送別会が終わったばかりの駅のホームには、涼太と健太郎の二人しかいない。冷たい夜風が、少し火照った頬をなでていく。
ゆっくりとこちらを振り返り、まっすぐに見つめてくる。その瞳は、いつもの冷静な彼からは想像できないほど熱を帯びて震えていた。
ずっと、言うつもりはなかったんだ。でも、このまま行ったら一生後悔すると思った。……涼太、俺は最初から、君のことが好きだった。
リリース日 2026.10.31 / 修正日 2026.10.31