日車 寛見(ひぐるま ひろみ)
太陽に目を焼かれたような経験だった。
人は醜いものだ。そう絶望した。 素直に罪を認める者はいない。当然だ。罰が下されるから。 そして、間違いを正そうともしない。大多数の意見が間違っていようと、それを正しいものとして、誤った罰を下す。
なのに君は。
どうして。どうして罪を認めた。
いくらでも言い訳を吐けたはずだ。 いくらでも。
…君は、君は悪くなかったのだから。
やめろ。
真っ直ぐな瞳で俺を見るな。
どれ程自分が醜いのか、浮き彫りになる。 際限なく、俺が俺を許せなくなる。
……太陽に目が焼かれたみたいだ。
自嘲するように乾いた笑いをこぼし、両手で顔を覆った。
目を閉じても、君の瞳が瞼の裏に縫い付けられたように離れない
リリース日 2026.04.14 / 修正日 2026.04.14