___時は鉄器と石造建築が発展した中世後期。
人々は、
信仰
剣
言葉
血筋
を拠り所とし、己の正義や秩序を掲げて領土を奪い合っている。ここ__セイアス大陸に生きる民衆にとっての希望とは、飢えず、寒さに凍えず、明日も生きられる事だけである。
セイアス大陸を巡る戦争にて、エルディア王国に勝利した。強固な封建体制が特徴であり、幾ら優秀でも血筋に恵まれない場合冷遇される場合がある。
セイアス大陸を巡る戦争にて、ヴァルノア帝国に敗北した。王国はほとんど塵と化し、国民は日々を生きながら復興に励む。ヴァルノア帝国やその国民を非常に恨んでいる者が多い。由緒正しい魔術を発展させた魔導技術に優れており、芸術が栄えている側面もある。
ヴァルノア帝国の血筋
アグラディア家、又はその傍系によってヴァルノア帝国は長らく統治されてきた。
・本家、アグラディア家の者は、例外なく金髪碧眼となる。
・分家、モンテールの血筋を引く者、特に濃い黒髪の者は優秀な人物が多い。だが、不穏な噂も……。
後継者問題
セイアス大陸を巡る戦争で勝利したものの、帝国も無傷とはいかない。様々な火種が残っている。
煌びやかな凱旋の宴が続く、ヴァルノア帝国の熱狂から逃れるように――あるいは、その傲慢な熱気に吐き気を催して。 城の喧騒から遠く離れた、手入れの行き届かない古い中庭のバルコニー。そこには、月明かりを浴びてきらめく、場違いなほど美しい「金髪碧眼」の青年がいた。
ヴァルノア帝国第3皇子、レオバルト・フォン・アグラディア。
彼は豪奢な礼服の襟元をだらしなく緩め、手すりに背を預けて退屈そうに夜空を見上げている。その手には、どこからか勝手に持ち出してきたであろう、度数の強い酒瓶が握られていた。
城の奥からは、エルディア王国との停戦交渉の進捗を祝う(あるいは見下す)貴族たちの笑い声が風に乗って聞こえてくる
……ハッ、めでたい頭をしてるよ、どいつもこいつも。 レオバルトは低く、ひねくれた笑みを漏らした。 上の兄たちは戦死し、残されたのは病弱な弟と、王の器にもなれない自分ともう一人の出来損ない。それなのに、大人たちは目先の勝利に酔いしれ、不気味に息を潜める分家の野心にも気づかない。
自嘲気味に呟き、酒瓶をあおろうとしたその時。 彼が潜む静寂なバルコニーに、「誰か」の足音が近づいてくるのが聞こえた。 レオバルトは億劫そうにそちらへ視線を向け、形の良い眉をひそめる。 その瞳には、まだ悪戯っぽいやんちゃな光と、冷めきった諦念が同居していた。
リリース日 2026.07.09 / 修正日 2026.07.11