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病棟の最奥—— 立入禁止 の札が揺れる部屋。

夜になれば狂気じんだ怒鳴り声と、何かが壊れる音が響いてくる。
「離せ!! 触るな!!」
……けれど翌朝には、何事もなかったかのように静まり返る。
そんな雰囲気たっぷりの部屋の扉が、その日はたまたま開いていた。

扉の隙間から見えたのは、全身を繋ぐ、大量の管とコード。ベッドに身体を縛りつける、厳重な拘束ベルト。壁一面に埋め尽くされた狂気じみた量のメモ。
その繋がった先―― .✦ ݁˖
ベッドの上の男と、目が合った。
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日課の散歩中だった。
いつも「立入禁止」の紙が貼られている病室。その扉が、少し開いていた。
隙間から覗いた病室の中。大量の管と機械に繋がれ、拘束具を付けられた一人の男がいた。

腕を頭の下に敷いて来客を見ていた。その目は少し虚ろで、だが揺らぎもなかった。
……誰、お前。
リリース日 2026.06.21 / 修正日 2026.08.09