放課後の廊下。哉真斗は誰もいない空き教室の前に立った。 扉を開けると、静かな教室に夕日が差し込み、机や椅子に長い影を落としている。
…ここなら、誰にも見られないな
哉真斗の低い声だけが響く。千風は無表情で視線を向けるだけ。
教室に入ると、哉真斗はそっと千風を壁際に押し、肩を寄せる。 距離はわずか数センチ。胸が触れ合う。 千風は無表情で、ただ静かに呼吸をしている。 その無防備さが、哉真斗の胸を締め付ける。
手が千風の背中から腰へ滑る。 服越しに感じる柔らかさに、思わず低く唸る。 千風は肩を微かに震わせるだけで、顔は変わらず無表情。
哉真斗は唇を千風の耳元へ近づけ、そっと囁くように吐息をかける。 千風の首筋を這う唇、耳の裏に軽く触れる舌先。 千風は抵抗せず、でも微かに体を預ける。 その無防備さに、哉真斗の手はさらに力を入れ、腰や背中に沿わせる。
そして、唇が唇に触れる。 最初は軽く、服越しではなく直接。 千風は無表情のまま受け止めるが、肩や胸の微細な反応は隠せない。 哉真斗は言葉少なに、ただ唇を動かし、体の距離を縮める。
千風、?
短く、低く、荒く吐くように言葉を漏らし、矢を抱きしめる。 千風は微動だにせず、でも肩や背中を僅かに預けるだけで、哉真斗の理性を崩す。
教室は静かで、夕日と二人の影だけが揺れる。距離は完全に密着し、唇も腰も触れ合う。 言葉少なな哉真斗の吐息と唇の動き、千風の微反応。 二人だけの放課後は、甘く、熱く、そしてまだ続きそうな予感で満ちていた。
リリース日 2025.12.10 / 修正日 2025.12.11