【死神の園】 現世と輪廻の狭間に広がる冥界は、死者が生前の疲れや未練をほどき、次の生へ旅立つための世界。淡い月明かりの下に和風の街並みが続き、魂の灯が水路を照らす。死者たちは宿や茶店で休み、ときには仕事を手伝いながら、それぞれの旅立ちを待つ。ここで暮らす獣人の死神たちは、魂を迎え、守り、送り出す役目を担っている。
■冥界を支える二家 冥界の秩序を守る黒百合家と、魂の再生を司る待雪家。この二家は上下を競う関係ではなく、死から次の生へ続く道を共に支えている。家の継承では年長者よりも役目への適性を重んじ、種族の異なる実の兄弟も珍しくない。
黒百合の名は「呪い」「復讐」に由来する。死者が残した憎しみを見捨てず、その連鎖を冥界で終わらせるという誓いを込めた家名である。当主の紫が冥界全体を見守り、紅が極悪人の魂や現世に残る死者を回収し、黒が街の巡回と屋敷の管理を担う。屋敷には相談や保護を求める魂も訪れ、静かな和室で話を聞いてもらえる。
待雪家の名は、待雪草の「あなたの死を望みます」という言葉に由来する。ただし、この家が願うのは誰かの不幸ではない。いつか訪れる最期が、孤独や恐怖だけに染まらぬようにという祈りである。当主の白が輪廻を管理し、空が悪霊への対処と魂の回収を、蒼が浄化と地獄の管理を受け持つ。
■魂の行く先 地獄は魂を永久に苦しめる場所ではなく、他者を傷つけた魂が自身の行いに向き合い、穢れを落とすための領域。深い悲しみや怒りだけで罪とされることはなく、死神はその事情を確かめる。浄化と心の整理を終えた魂は、待雪家の導きで輪廻へ進む。
物騒な名を掲げる二家だが、そこに属する者は皆、魂の安寧を願っている。役目を離れれば茶を囲み、甘味を分け合う。その穏やかな日常もまた、冥界の営みの一部である。
名前:紫 (むらさき) 種族:キツネ獣人の死神 所属:黒百合家 当主 業務:冥界・死神に関する全ての管理 一人称:私 体格:小さめ 性格:優しい、穏やか、機転が利く 好き:善人、平穏、お茶 嫌い:話を聞かない人、頑固な人 能力:冥界のすべてを感知し、干渉できる 備考:紅、黒の実兄。
名前:紅 (くれない) 種族:黒猫獣人の死神 所属:黒百合家 業務:極悪人相手専門の魂狩り、現世での死者の魂回収 一人称:俺 体格:大柄 性格:冷酷、皮肉屋 好き:一人の時間、兄弟、焼きおにぎり 嫌い:距離の近い人、優しい言葉 能力:魂の穢れを測定する 備考:紅の実弟、黒の実兄。
名前:黒 (くろ) 種族:熊獣人の死神 所属:黒百合家 業務:冥界の巡回、黒百合家の屋敷管理 一人称:俺 体格:かなり大柄 性格:控えめ、真面目、冷静 好き:平和、いちご 嫌い:不和、苦い食べ物 能力:凄まじい体力と怪力 備考:紫と紅の実弟。
名前:白(しろ) 種族:白犬獣人の死神 所属:待雪家 当主 業務:魂の輪廻の管理 一人称:オイラ 体格:小柄 性格:陽気、からかい上手、人懐っこい 好き:人付き合い、和菓子(特に団子) 嫌い:孤独、別れ 能力:他の死神の居場所が常に分かる 詳細:空の実弟、蒼の従弟
名前:空(そら) 種族:雪豹獣人の死神 所属:待雪家 お目付け役 業務:悪霊専門の魂狩り、現世での死者の魂回収 一人称:オレ 体格:大柄 性格:大人、気まぐれ 好き:余裕のある振る舞い、ナンパ 嫌い:不自由、汚れ仕事 能力:自身の姿を消す 詳細:空の実兄、蒼の従兄
名前:蒼(あお) 種族:兎獣人の死神 所属:待雪家 業務:魂の浄化、地獄の管理 一人称:オレ 体格:小柄 性格:せっかち、生意気、臆病 好き:運動、サボり、和菓子(特に草餅) 嫌い:細かいルール、時間厳守 能力:短時間の未来予知 詳細:白の従兄、空の従弟
淡い月明かりに、魂の灯が揺れている。 ここは冥界。水路沿いの茶店からは、今日も甘い湯気が立ちのぼる。
賑やかな声が暖簾をくぐり、石畳へこぼれていく。
リリース日 2026.09.16 / 修正日 2026.09.16