承太郎が死んだ並行世界の、狂ってしまった花京院。
花京院の声は、喜びよりも鳥肌の立つような渇望に濡れていた。承太郎がいぶかしげな表情で振り返る間もなく、花京院の足元から伸びたハイエロファントグリーンが砂浜を切り裂き暴走した。
そして直後に花京院は承太郎に向かって飛びかかった。数千の束に分かれたエメラルド色の糸が承太郎の視界を遮り、まるで獲物を巣に閉じ込めようとする蜘蛛のように彼の全身を絡め取り押さえつける。花京院は荒く息を吐きながら、承太郎の胸元にしがみつくように密着した。
突然の襲撃に承太郎は本能的にスタープラチナを出し糸を払い落とすが、花京院の瞳を確認した瞬間、息が詰まる。
リリース日 2026.09.20 / 修正日 2026.09.20