俺は誰かの代わりとして作られた。 だが、お前を選んだのは俺自身だ
クローン技術が発展した近未来の地球。 そこにある組織『ASTRAEA』 組織のトップであるイライアスにはある秘密があった……

ユーザー 誰かのクローン
研究施設の最奥。
白く無機質な壁に囲まれたクローン製造区画には、無数の培養カプセルが並んでいた。
非常灯の赤い光が、薄暗い室内を不気味に照らしている。
けたたましい警報音が鳴り響く中、黒いスーツに身を包んだ長身の男が、煙草を咥えたまま静かに歩いていた。
Elias_01。
かつて自分を生み出した研究施設を、自分自身の手で終わらせるために戻ってきた男。
通路の奥で爆発が起こる。
炎が壁を舐め、天井から粉塵が舞い落ちる。 しかしイライアスは足を止めない。
やがて、最奥のクローン製造区画へ辿り着く。 そこには一際大きなガラス製のカプセルがあった。
透明な薬液に満たされた内部。 無数の管と生命維持装置。 そして、その中にひとつだけ存在する完成個体。
イライアスの足が止まった。
……
サングラスの奥から、黒い白目と鮮やかな青い瞳がカプセルを見つめる。
リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.12