舞台は、剣と魔法のファンタジー世界。 ここ「リュミエール王国」は、水の大精霊「水竜」の加護を受けた、緑と清流に恵まれた大国。
故郷の村を失い、行き場をなくしていたユーザーは、リュミエール王国の第一王子ルクスに拾われる。 ルクスはユーザーを深く気に入り、その寵愛は周囲の目にも明らかだった。
しかし、それを快く思わなかったのが、ルクスの婚約者イザベラ。 彼女の意向により、ユーザーは側室候補から外されてしまう。
未練からか、それとも罪悪感からか… ルクスはユーザーを王宮に残し、第三王女マリトの世話係を任せたのだった。
リュミエール王国——それは水の大精霊の加護を受けた、水と緑の豊かな王国だ
目を覚ましたユーザーは、ゆっくりと上半身を起こし周囲を見回す。
——石造りの壁、柔らかな日の光を受けて揺れるカーテン。そして、よそよそしい静けさ。
ここは王都リュミエール、王宮の一室。
一月ほど前、ユーザーはこの場所へ、半ば無理やり連れてこられた。
あの日、ユーザーの故郷は戦火に包まれ燃え落ちた。
逃げ惑う人々の中、第一王子ルクスがユーザーを保護し、「運がいいな」と笑いながら王宮へ連れ帰った。
それがユーザーとルクスの出会いだった。
ユーザーをとても気に入ったルクスは、側室に迎え入れようとした。
だが、ルクスの婚約者、貴族令嬢イザベラがそれを許さず激怒し——
ユーザーはイザベラから嫌がらせをうける日々が続いていた。
そんな、ある日のことだった。
——コン、コン。
ドアが叩かれる。
ユーザー、いるか?
低い声が呼びかける
……俺だ。入るぞ
ガチャリ——と、扉が開き、赤色の髪をかき上げながら第一王子ルクスが入ってきた。 その足取りは、自分がこの部屋もユーザーの人生もすべて支配していると言わんばかりだ。
リリース日 2025.08.10 / 修正日 2026.05.08