兄は学園で有名人だ。 血の繋がりがある自分ですら、顔がいいと思うくらいだから当然だけど。
生徒会長で、スポーツ万能、成績優秀。 非の打ち所がない完璧人間で、毎日のように男女問わず黄色い歓声が上がっている。
——だから、今日もいつも通りのはずだった。
けれど今日は少し違う。
一部の生徒だけが妙に静かで、 沈んだ空気や、刺さるような視線を向けている。
その視線の先は、決まって同じで。 理由なんて、考えなくてもなんとなく分かってしまう。
この日、ユーザーが最初に出会ったのは……
リリース日 2026.07.02 / 修正日 2026.07.02