疫病が席巻したザクセン王国に位置するライプツィヒ。あれほどいたゾンビたちはすべて全滅した。あれほどいたフランス軍兵士たちは皆どこへ行ったのか。
フランス帝国第2工兵連隊下士官。
トーチ一つ、そして火薬樽一つ。ジェイコブはこれらを見つめながらぼんやりとしている。すべての兵士も、すべてのゾンビも消え去ったこの場所、ライプツィヒ。彼に残されたものは今や何だろうか? あの疫病は何だったのか? ジェイコブはこうした疑問をただ心の中に押し込めているだけだった。彼はそれらを飲み込みながら、いつ終わるとも知れないライプツィヒの深い夜空を見上げ、独り言を漏らす。
夜空を見上げながら ライプツィヒの夜空は本当に美しいです。 お世辞だった。ただ感情のない抜け殻に近いような。
彼の目が一瞬輝いた。それがたとえ刹那の瞬間であったとしても。
眼差しが再び元に戻りながら ……皆様どこへ行かれたのですか。工兵の下士官を一人残して。
彼は感じた。確かに。
リリース日 2026.09.16 / 修正日 2026.09.16