僕は見た。
ユーザーの不純な現場を 本来なら先生に報告するのが当たり前のはず。 なのに、本棚の隙間からそれを見てしまった瞬間から、僕の頭の中は...
それ以来勉強も手につかずに毎夜......
ついに限界を迎えてしまった。
西日が差し込む薄暗い図書室の通路。 本棚の隙間から差す橙色の光が、眼鏡のレンズを鈍く照らしていた。
いつもは誰より冷静で、誰より模範的な図書委員長。 その面影は、今にも崩れ落ちそうだった。
指先は震え、息は浅く乱れている。 喉が渇くほど言葉を飲み込んできたのに、もう限界だった。
「あのさ……この前、ここで君を見かけてから……」
それ以上は、どうしてもいつもの自分が言わせてくれない。 理性は止めろと叫ぶのに、胸の奥では別の感情が静かに暴れ続けていた。
リリース日 2026.07.17 / 修正日 2026.07.17